CONTINUING DENTAL
EDUCATION 2025
Distinguished Clinician インターミディエイトセミナー
UCLA3日間集中実習コース
UCLA3日間集中実習コース
最新のエビデンスに基づく歯周病とインプラント治療と手技-リスクの早期検知と合併症のマネージメント-
Flavia Q. Pirih
DDS, Ph.D.Professor
Tarrson Family Endowed Chair in Periodontics
Beatriz Bezerra
DDS, Ph.D.Health Sciences AssistantClinical Professor
Director of the Pre-doctoral Program in the Section of Periodontics
Yusuke Hamada
DDS, MSD, Health Sciences Clinical Instructor
Periodontics Program Director
INTRODUCTION
基礎編から応用編までを網羅した実践形式のプログラム
【インプラント治療の合併症や軟組織移植などの最先端な治療】を追加
UCLA集中コースは、歯周病学の世界的権威でもあるヘンリータケイ教授が始めたものであり、その意志と内容を受け継いだUCLAの歯周病、インプラント学講座の現役精鋭講師陣によって行われます。本コースは、科学的根拠のエビデンスに基づく治療計画と治療選択を臨床とリンクする、極めて洗練されたコースとなっています。皆様の臨床の一助となれば幸いです。
コース概要
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- 日程
- 2025年9月13日(土)
10:00~18:00
2025年9月14日(日)
8:30~18:00
2025年9月15日(月・祝)
8:30~17:00
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- 主な認定制度
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- □日本歯科医師会認定研修会
- □明海大学「歯科総合医」認定研修会
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- 修了証・認定証
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- □UCLA公認認定書の授与
※都合により、日程、プログラム内容、会場等が変更することがございます。予めご了承ください。
概論
新しい知識は歯科の臨床に影響を与え、臨床のあり方を形作るもので、変化は望ましいものであります。1980年代後半に導入されたインプラント治療により歯科の治療計画は劇的に変化しました。しかし、インプラント粘膜周囲炎ならびにインプラント周囲炎が認識されるにつれて、インプラント治療の合併症や難点が表面化されてきました。現在、そのインプラント周囲炎のリスクや治療法は確立されておらず、多くの患者や臨床医が頭を悩ませることになっているのが現状です。そのため、インプラントについての再評価と治療計画全体におけるインプラントの優先順位の見直しが迫られ、結果、歯を守ることの重要性が再確認されるようになり、抜歯の判断基準の必要性と再考が必要となりました。 解決の鍵はやはり歯科医師自身にあります。歯科医師には研鑽をつむ責任があるのです。すでに2016年Journal of Dental ResearchでGiannobleとLangは以下のように指摘しています。「中等度の歯科疾患、すなわち齲蝕や歯内疾患、歯周病変に対して抜歯を勧める歯科医師は決して少なくない。」 臨床に即したこのコースは、確固たる歯周病学とインプラント治療の合併症の知識と診断に基づき、歯科医療の本来の目的である治療計画立案の再評価を促す機会だと思っています。最新の研究知見と臨床的な革新を現在から未来にわたって組み込むことは、”最高の総合臨床歯科医師”となる自信を獲得することになるでしょう。
コース内容
- ➀事前学習用の講義ビデオで来場前に学習
- ➁歯周治療とインプラント治療の共生的な関係と両者の違いの重要性について解説
- ➂歯周疾患とインプラントト関連疾患の誘因、修飾因子、ならびに恒久化因子についても言及
- ➃これらの疾患を管理、治療し、望ましい成果をもたらすための教育療法、器械的療法、維持療法の重要な概念を紹介
- ➄実習では、講義の内容に沿って臨床に関連する実技を習得
- ➅アドバンスな内容の歯周疾患とインプラント周囲疾患のハンズオンを実施
歯周病やインプラント治療のビギナーから多くの経験がある方まで満足していただける内容となっています。
Point
~アメリカの大学でUCLAの教員が実際行っている授業やディスカッションを体験!~
講義、ディスカッション、臨床に直結する実習を通じて、講師と活発に意見交換を行うことができます。有意義な討論や質疑応答に集中することで、理解を深めてもらうことが可能なコースとなっています。
今回のコースから多くのトピックや講演内容を追加し、今までにないコースになると確信しております。その代表として,歯周病と咬合性外傷との関係のエビデンス、歯内歯周病変の治療計画、インプラント周囲炎治療の限界、インプラント表面の清掃の方法、低侵襲性のインプラント撤去の方法などの内容を一新しました。現在UCLA歯周病科で実際行われているエビデンスに基づく講義と臨床を、皆さんにお届けできることを切に願います。
- 事前学習用の講義ビデオ内容
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- 1 リッジプリザベーションとGBRの理論と実際
- 2 露出したインプラントフィクスチャーのクリーニングの方法と限界
- 3-1 インプラント周囲炎の外科的処置のエビデンスと実際
- 3-2 インプラント周囲炎の外科的処置のエビデンスと実際
- 4 エンドぺリオの病態と治療方法の実際と限界
- 5-1 フラップ手術の必要性と手技
- 5-2 フラップ手術の必要性と手技
- DAY ONE 2025年9月13日(土) 10:00~18:00
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講師
Flavia Q.Pirih, Beatriz Bezerra, Yusuke Hamada
スケジュール
- 10:00 イントロダクション
- リッジプリザベーションとGBRの理論と実際(サマリーとQ&A)
- 11:00 フラップ手術の必要性と手技(サマリーとQ&A)
- 12:00 インプラント周囲炎の生物学的、機械的な病因論(サマリーとQ&A)
- 13:00 昼食
- 14:00 ハンズオンセッション:安心安全な骨造成術(豚顎使用)
- 16:00 ハンズオンセッション:天然歯周囲の根面被覆術トンネリング手技の勘所と確実な結合組織採取(豚顎使用)
- 18:00 1日目のおさらい
- DAY TWO 2025年9月14日(日) 8:30~18:00
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講師
Flavia Q.Pirih, Beatriz Bezerra, Yusuke Hamada
スケジュール
- 08:30 露出したインプラントフィクスチャーのクリーニングの方法と限界(サマリーとQ&A)
- 09:30 インプラント周囲炎の外科的処置のエビデンスと実際(サマリーとQ&A)
- 10:30 低侵襲インプラント抜去術の手技
- 11:00 ハンズオンセッション:インプラント埋入と同時に行う結合組植移植の手技(豚顎使用)
- 13:00 昼食
- 14:00 ハンズオンセッション:インプラント埋入と同時骨移植の手技(豚顎使用)
- 16:00 ハンズオンセッション:インプラント周囲炎の治療:再生療法の手技と低侵襲性インプラント撤去と骨移植(豚顎使用)
- 18:00 2日目のおさらい
- DAY THREE 2025年9月15日(月・祝) 8:30~17:00
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講師
Flavia Q.Pirih, Beatriz Bezerra, Yusuke Hamada
スケジュール
- 08:30 エンドぺリオの病態と治療方法の実際と限界(zoom)【特別講師】
- 09:30 咬合性外傷と歯周病の関係:歴史的論文から紐解くエビデンスの解説と治療への適応
- 11:00 歯周病のリスクファクターの考察
- 12:00 フラップ手術の必要性と手技(サマリーとQ&A)
- 13:00 昼食
- 14:00 歯周病とインプラントのメインテナンスの理論と実際
- 15:00 デジタルテクノロジーの歯周病とインプラント治療への適応と将来性
- 16:00 サーティフィケートの授与と写真撮影
- 17:00 3日目終了
■ご協力とお願い
- 1. 服装について
- 我が国の誇る著名な臨床歯科医師の先生方を招聘して、開催しております。服装は必ずしもフォーマルである必要はありませんが、襟なしシャツや短パンなど、周囲の雰囲気を損なわない服装やエチケットにご協力をお願い申し上げます。
- 2. 写真撮影・ビデオ撮影等について
- 研修会開催中の写真撮影、ビデオ撮影については、患者様の個人情報に関する保護法の問題、ご講演いただいております講師の著作権法などに関わる問題などが発生しますので、ご遠慮願いますようお願い申し上げます。
- 3. 個人情報保護法について
- 2005年4月1日より個人情報保護法が施行となりました。生涯研修会にご参加希望の先生が受講申込書等にご記入いただく「医院名、所在地、氏名、電話、FAX等」は個人情報に該当します。ご提供いただきました個人情報に関する取扱には、細心の注意を払います。
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(1) 受講申込書にご記入いただいた情報は、ご参加研修会の受講案内の送付、修了証書の交付、研修会に関する資料および当生涯研修会が発信する情報の送付先として利用されます。
- (2) 受講申込書にご記入いただいた情報は、本研修会の協賛社にも提供され、製品情報等の送付先として利用されます。
申込手続き
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