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EDUCATION 2025
Distinguished Clinician インターミディエイトセミナー
インプラントベーシックセミナー10日間コース
インプラントベーシックセミナー10日間コース
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龍田 恒康(コースディレクター)
Tsuneyasu Tatsuta
明海大学歯学部 病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野教授
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﨑山 浩司
Koji Sakiyama
明海大学歯学部 形態機能成育学講座解剖学分野 教授
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嶋田 淳
Jun Shimada
明海大学歯学部付属明海大学病院 教授
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鈴木 玲爾
Reiji Suzuki
明海大学歯学部機能保存回復学講座
オーラル・リハビリテーション学分野准教授
明海大学PDI埼玉歯科診療所 所長
ICOI(International Congress of Oral Implantologists)
Diplomate(指導医)
日本顎咬合学会指導医
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辰巳 順一
Junichi Tatsumi
朝日大学歯学部 口腔感染医療学講座歯周病学分野 教授
日本歯周病学会 専門医・指導医
日本顎咬合学会 指導医
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横瀬 敏志
Satoshi Yokose
明海大学歯学部 機能保存回復学講座保存治療学分野 教授
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渡辺 隆史
Takashi Watanabe
小滝歯科医院院長
明海大学歯学部臨床教授
日本顎咬合学会元理事長・指導医
日本歯内療法学会専門医
日本口腔診断学会認定医
アメリカ審美歯科学会会員
アメリカ歯周病学会会員
Takei-KAWAZU STUDY CLUB会長
いいづな総合歯顎研究会(ITDC)主宰
INTRODUCTION
現在のインプラントを取り巻く環境は情報過多であり、臨床家にとって正しい術式、マテリアルの選択が困難になって来ているのが事実ではないでしょうか。また、メーカー主導のHow to セミナーが氾濫し安易にインプラント修復を行う臨床家が増えるとともに医療事故も多くなってきています。そこで、インプラントが普及しもうすぐ半世紀が経過しようとしている今、そもそもインプラント治療が補綴前外科処置という大胆な本来の基本に戻り、予知性の高い補綴処置を行う臨床のなかで様々な歯科医療にかかわる知識と技術の基本事項において、何が重要で正しいのかを学ぶため国内外の一流の講師陣によるインプラントマスタープログラムを企画しました。
基本的にコース全体としましては、午前はレクチャーを中心に行い、午後はハンズオンを中心とした下記内容の実習を積極的に取り入れた実習体験重視の企画にしております。また、各セッションの終了時には、当該セッションの課題に対する課題内容理解確認試験(レポート含む)などを行い、各受講生の理解度を徹底的に分析してフィードバックを行い今回コースのレクチャー内容(診査・診断からメインテナンスまで)を完全マスターして頂けるように企画しております。
コース概要
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- 年間スケジュール一覧
- カレンダーを見る>
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- 会場
- 千葉・浦安市
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- 主な認定制度
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- □日本歯科医師会認定研修会
- □明海大学「歯科総合医」認定研修会
- □ICOIフェローシップ認定プログラム
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- 日程
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- SessionⅠ
- 2025年4月5日(土) 10:00~17:00
- 2025年4月6日(日) 9:00~16:00
- SessionⅡ
- 2025年5月24日(土) 10:00~17:00
- 2025年5月25日(日) 9:00~16:00
- SessionⅢ
- 2025年6月14日(土) 10:00~17:00
- 2025年6月15日(日) 9:00~16:00
- SessionⅣ
- 2025年7月19日(土) 10:00~17:00
- 2025年7月20日(日) 9:00~16:00
- SessionⅤ
- 2025年8月23日(土) 10:00~17:00
- 2025年8月24日(日) 9:00~16:00
- SessionⅠ 2025年4月5日(土) 10:00~17:00
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SessionⅠ(1日目)インプラントの目的 診査・診断・治療計画①
講師
渡辺 隆史・横瀬 敏志・龍田 恒康
インプラント治療は、インプラント手術に精通するだけでなく、正しい補綴治療ができて初めて成功したことになります。質の高いインプラント補綴を行うには、適確な診査・診断のもとに適切な治療計画を立案しなくてはなりません。インプラント治療は補綴治療の中の一つの術式にすぎないため、超高齢化社会の現在では「患者の人生の中で最もふさわしい補綴方法は何か?」ということを常に考えて、クラウンブリッジやデンチャーも視野に入れた総合的な判断能力が求められます。
インプラントベーシック 10 日間コースの初回は、基礎歯科学的観点からとらえた歯科臨床における顎骨のリモデリングを考慮した治療の選択、インプラント補綴を選択する上でのインプラントの目的と利点欠点を明確にしたうえで、正しいインプラント治療を行ううえで重要な「診査・診断・治療計画」について解説と実習を行います。プログラム内容
- ①インプラント治療の目的と選択基準
- ②欠損補綴の選択肢(Im vs Br vs PD)
- ③インプラント修復の歴史的科学的背景
- ④骨の基本構造と骨代謝
- ⑤インプラントの表面構造
- ⑥医療面接と基本資料の収集
- SessionⅠ 2025年4月6日(日) 9:00~16:00
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SessionⅠ(2日目)診査・診断・治療計画②
講師
渡辺 隆史・横瀬 敏志・龍田 恒康
治療計画の立案にあたっては、インプラントのバイオメカニクスを理解する必要があります。インプラントの太さや長さはどのくらいが良いか?どの位置にどのような方向で埋入したら良いのか?埋入本数は?それらは、「補綴主導型」すなわち、機能的で審美的なインプラント補綴を前提に決定されます。また、治療計画は常に一口腔単位で行なわれ、有歯顎の咬合論を踏襲したものでなくてはなりません。
SessionⅠ二日目は、有歯顎の咬合論を整理しながら、インプラント特有のバイオメカニクスを解説します。また治療計画立案において不可欠な、画像診断やステントの作製方法について実習を交え考察します。プログラム内容
- ①インプラント補綴とバイオメカニクス
- ②画像診査
- ③診断用ワックスアップ とステント
- ④診断と治療計画
- SessionⅡ 2025年5月24日(土) 10:00~17:00
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SessionⅡ(3日目)インプラント一次手術①
講師
﨑山 浩司・嶋田 淳・龍田 恒康
体内に異物を挿入するインプラント手術においては、抜歯などの小外科手術とは一線を画した、厳格な感染予防対策が求められます。また、手術を成功させるには患者の全身状態の把握と管理が欠かせません。SessionⅡ一日目は、患者の高齢化に伴う様々な全身的合併症などへの対応や患者に対する手術前の準備と、スタッフに対する手術直前準備に関して説明すると同時に、手術時に起こりうる合併症とその対策について解説します。
さらに、豚顎を使った実践的なインプラントの埋入実習を行います。プログラム内容
- ①一次手術の基本術式
- ②全身的な評価
- ③手術時の注意事項と合併症
- ④埋入ハンズオン(豚顎)
- SessionⅡ 2025年5月25日(日) 9:00~16:00
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SessionⅡ(4日目)インプラント一次手術②
講師
﨑山 浩司・嶋田 淳・龍田 恒康
安心安全なインプラント手術を行うには、骨学・脈管学・筋学における臨床に則した解剖学的な知識が必要不可欠です。 SessionⅡ二日目は、インプラント手術に必要な臨床解剖学的な説明を行ったうえで、インプラント一次手術の基本術式を解説します。基本となる二回法におけるインプラント手術は、そのプロトコルをきちんと守って行うことが重要です。切開、剝離、埋入から縫合まで、一次手術の一連の流れを、顎歯列模型(以降の Session では、その顎歯列模型を用いて印象作業、プロビジョナルレストレーションまでの内容を予定しています。)を使った実習を通して学びます。
プログラム内容
- ①インプラントに必要な解剖の基礎
- ②患者の周術期・管理
- ③外科的合併症
- ④埋入ハンズオン(模型)
- SessionⅢ 2025年6月14日(土) 10:00~17:00
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SessionⅢ(5日目)インプラント一次手術③
講師
嶋田 淳・龍田 恒康
SessionⅠからSessionⅡまでに学んで来た内容を踏まえて、基本となる二回法におけるインプラント一次手術の一連の流れを、確実な知識と技術をベースに実際のライブオペへと繋げていくために詳しく解説します。
プログラム内容
- ①インプラント治療における外科的事項
- ②インプラントの手技・知識
- ③インプラント埋入ハンズオン(豚顎)
- SessionⅢ 2025年6月15日(日) 9:00~16:00
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SessionⅢ(6日目)インプラント一次手術④
講師
嶋田 淳・龍田 恒康
SessionⅢ二日目はライブオペです。実施の手術の様子を術前準備から術後の管理まで、実際の手術を通して解説します。
さらに、一次手術のプロトコルを確認しながら、豚顎を使った埋入実習を再度行います。これでインプラントの埋入実習は3回行うことになります。プログラム内容
- ①ライブオペ
- ②インプラント埋入ハンズオン(豚顎)
- SessionⅣ 2025年7月19日(土) 10:00~17:00
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SessionⅣ(7日目)インプラント二次手術①
講師
辰巳 順一・龍田 恒康
SessionⅣでは二次手術に関して解説と実習を行います。二次手術は単に歯肉粘膜に穴を開けるのではなく、インプラント周囲のティッシュマネージメントが重要になります。天然歯歯周組織とインプラント周囲粘膜は何が違うのか?インプラント周囲には角化歯肉は必要か?など、インプラント周囲粘膜に関する知識を深めたうえで、二次手術の手順を実習を通して解説します。
また、インプラント治療の最大のリスクとなっている「インプラント周囲炎」の診断と治療に関して説明します。プログラム内容
- ①インプラント周囲組織とは
- ②インプラント二次手術について
- 1)パンチアウト法
- 2)歯槽頂切開
- 3)根尖側移動術
- 4)遊離歯肉移植術
- SessionⅣ 2025年7月20日(日) 9:00~16:00
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SessionⅣ(8日目)インプラント二次手術②
講師
辰巳 順一・龍田 恒康
SessionⅣ二日目は、二次手術の各種方法でティッシュマネージメントの代表的なものとして、歯肉弁根尖側移動術、遊離歯肉移植術、上皮下結合組織移植術について解説したうえで、角化歯肉獲得に必要な「スライディングフラップによる二次手術」に関して豚顎を使って実習します。
また、二次手術時の注意事項と併発症についても解説します。プログラム内容
- ①インプラント周囲炎の診断と治療
- ②ハンズオン(豚顎)
・スライディングフラップによる二次手術
・インプラント二次手術時の注意事項と併発症 - ③インプラント周囲炎の診断と治療
- ④ハンズオン(豚顎)
- SessionⅤ 2025年8月23日(土) 10:00~17:00
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SessionⅤ(9日目)インプラント補綴
講師
渡辺 隆史・龍田 恒康
SessionⅤ一日目は、二次手術後のアバットメントの選択とその接続方法。またアバットメント上に必要になるプロビジョナルレストレーションの作り方と調整方法に関して実習を通して解説します。さらに上部構造作製のための精密印象法の実習を行います。
現在のインプラント治療は、CBCT とインプラントシミュレーションソフトの進化で、ガイディドインプラントサージェリーに代表されるオプション的な手技により、安全かつ正確に診断と手術ができるようになりました。このCT シミュレーションに関しても、解説と実習を行います。プログラム内容
- ①アバットメントの選択と接続
- ②精密印象(クローズ・オープントレー法)
- ③プロビジョナルレストレーション
- ④CT シミュレーション
- ⑤課題内容理解確認試験(レポート含む)実施
- SessionⅤ 2025年8月24日(日) 9:00~16:00
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SessionⅤ(10日目)メインテナンスと長期予後
講師
渡辺 隆史・龍田 恒康
インプラントベーシック10日間コースの最後のテーマは、「メインテナンス」と「審美補綴」と「長期予後」です。メインテナンスを確立することはインプラントのみならず、長期的な口腔環境の保全に必要不可欠です。インプラント特有の上部構造の形態を踏まえたうえで、どのようなメインテナンスが必要か解説します。また、審美エリアにおけるインプラント治療について、インプラントのバイオメカニクスを踏まえて説明します。インプラントはそのプロトコルをきちんと守って行えば、非常に予後の良い優れた補綴方法です。「長期的に機能させるにはどうしたら良いか?」 長期予後の症例とデータをもとに解説します。最後は、受講生と講師のケースプレゼンテーションを通じてこのコースのまとめを行います。
プログラム内容
- ①インプラントのメインテナンス
- ②インプラント治療における審美補綴
- ③インプラント治療における長期予後
- ④ケースプレゼンテーション
■ご協力とお願い
- 1. 服装について
- 我が国の誇る著名な臨床歯科医師の先生方を招聘して、開催しております。服装は必ずしもフォーマルである必要はありませんが、襟なしシャツや短パンなど、周囲の雰囲気を損なわない服装やエチケットにご協力をお願い申し上げます。
- 2. 写真撮影・ビデオ撮影等について
- 研修会開催中の写真撮影、ビデオ撮影については、患者様の個人情報に関する保護法の問題、ご講演いただいております講師の著作権法などに関わる問題などが発生しますので、ご遠慮願いますようお願い申し上げます。
- 3. 個人情報保護法について
- 2005年4月1日より個人情報保護法が施行となりました。生涯研修会にご参加希望の先生が受講申込書等にご記入いただく「医院名、所在地、氏名、電話、FAX等」は個人情報に該当します。ご提供いただきました個人情報に関する取扱には、細心の注意を払います。
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(1) 受講申込書にご記入いただいた情報は、ご参加研修会の受講案内の送付、修了証書の交付、研修会に関する資料および当生涯研修会が発信する情報の送付先として利用されます。
- (2) 受講申込書にご記入いただいた情報は、本研修会の協賛社にも提供され、製品情報等の送付先として利用されます。
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